布団に入ると猫がやってきた。私の下腹部に陣取り、すぐに寝息を立てる。猫の重みが加わり、私の肉体はマットレスに沈む。底なし沼に飲まれるように、猫と私はずぶずぶ沈降した。甘い閉塞と圧迫と自失のなか、猫の体温がかっかと燃える。やがて猫は爆ぜ、闇の中に極彩色の夢を撒き散らした。