巫女の舌は長く伸び、気圏の高みにまで至る。希薄で透き通った大気中のエーテルの味が、彼女の味蕾に神意を授ける。ある時、天から帰還した舌を迎えた巫女が、「異なものを舐めた」と妙な託宣を下した。司祭たちが頭上を仰ぐ。遥天の彼方から、これまた長い舌が一本、垂れ下がってくるのが見えた。