屋上屋を架す会話を続けた結果、あなたとわたしの間には、膨大な言葉が積み上がってしまった。ジェンガと同じで、相手が仕損じるのを互いに待っている。しかし、この高い壁が崩れたとき、ふたりとも無事で済むのだろうか。そう思っていてもなお、「ごめん」の一言は諍いの興奮にかき消されてしまう。