夕陽を背に帰路に着く。私のシルエットが、茜色のアスファルトに長い影を落としている。 その影はぐんぐんと伸び、やがて伸び切ったゴムのように、ばちんと足元からちぎれてしまった。 影が飛び去った先に、夜が大きな口を開けている。私の影を吸い込み、ぶるりと膨張して、迫りくる夕陽に威を示す。