冬の陽光は天窓でトリミングされ、部屋の一画にきっかり真四角の聖域を落としている。そこに神殿を作ろうと、異国の菓子箱、アラビア詩集――あるだけのお気に入りを積み上げる。ところが、志半ばでその神殿は崩落した。神の怒りを被ったのだ。奪還した陽光を浴びながら、怒れる神はにゃあんと吼える。