2026年4月28日火曜日

#春の星々140字小説コンテスト「布」投稿作 /立花腑楽

 眠れなくて祖母の部屋に行く。彼女は魔女なので夜更かしなのだ。
「毛布をしばらく窓の外に掛けておくといい。月光浴が不十分で眠りの力が弱まってるのさ」
そんなおまじないより、一緒に寝て欲しいと訴える。
「いいから言う通りにやってみな。小さな魔女さん」
偉大な師匠は私の額にキスをする。