サンキュとだけ言って、体育館に戻っていった。慌てて呟いた「安静にしなきゃ」は、彼の背に追いつけなかった。半分に切った湿布を手に、西日差す保健室に取り残される。じわじわ蝉が鳴く。あの青痣は確かこのあたりだったろうか。自分にも湿布の片割れを貼り付ける。冷たくて、ひゃっと声が出た。
++++++++一次選考通過